《ヴィーキング》を履く、《ヴィーキング》と暮らす。

桒原さやか、オリヴァー・ルンドクイスト

LIFE STYLE | December 10, 2025

《ヴィーキング》と親和性のある方々のライフスタイルに迫る、新連載。第一回では、長野県松本市で暮らす桒原さやかさん、スウェーデン人の夫、オリヴァー・ルンドクイストさんとふたりのお子さんに会いに出かけました。ノルウェーで暮らした経験のある桒原さん&オリヴァーさんにとって、《ヴィーキング》は“国民的スタンダード”。ふだんの暮らしにあって当たり前の靴なのだとか。アウトドア時間、部屋でくつろぐ時、お出かけ……桒原さんファミリーの《ヴィーキング》との心地よい関係を拝見します。

with “Pavement Neo”&”Cascade II 2V”

思いついたらすぐ湖に出かけられる、松本暮らし。
“ペイブメント ネオ”“カスケードII 2 ベルクロ”でワンマイルドライブ

自宅から車で20分ほどの美鈴湖へ。「比較的人手が少なく、家族にとって気軽に出かけられる大切な場所のひとつです」八ヶ岳中信高原国定公園である美ヶ原へと続く、景勝地だ。さやかさん、オリヴァーさんが履くのは、“ペイブメント ネオ”。「防水性が高いので、湖畔や山道にぴったり。ラバーシューズにありがちな重さがなく、発色もいいので、水辺以外でも活躍します。グリップ力もあるので、運転もOK」

釣り人の邪魔をしないように、「しーっ」と気を配りながら、水辺に近づく、長女。魚やカニを見つけて、声を殺しつつ大喜び!足元は、お気に入りのピンクの“カスケードII 2 ベルクロ”を履いて。「北欧のピンクは、少しくすんでいて、ひかえめなところが上品でいいですよね」とさやかさん。オリヴァーさんの“ペイブメント ネオ”は軽快な印象のアンクルハイデザイン。足入れ口のライナーはフィット感抜群。

長男は、貝殻を拾ってはポケットへ。あっという間にポケットはいっぱいに! さやかさん曰く、「クッション性があるので足が痛くならないらしく、たくさん歩いてもグズることが少ない気がします」とのこと。つま先まで続くラバー素材のアウトソールには適度な厚みがあり、しっかりとした作り。砂利や凹凸のある道でも、歩きづらさを感じることなく快適に走り回れる。

深い碧色をした美しい湖では、自然と近い距離でさまざまなアクティビティを楽しめる。この日はSUPを体験する人でにぎわっていた。

遊び疲れたら、オリバーカフェOPEN(オリヴァーさんは自家焙煎珈琲の販売も(@hejhejcoffee)! 折り畳み式のアウトドアチェア、コーヒー&子どもたちはお茶とグミがあれば、それだけでじゅうぶん。

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3000メートル級の山々に囲まれた、岳都、長野県松本市。市街地のどこからでも美しい景色が望める街の中心地よりさらに高台にある、眺めのいい家に住むのは桒原さやかさんとオリヴァー・ルンドクイストさん夫妻、6歳の長女、5歳の長男の4人家族。夫妻はIKEA勤務中に知り合い、夫婦で、北極圏に近いノルウェーのトロムソに暮らした後に帰国。松本を定住先に選んだ。
そのわけは、「自然が身近にあって、北欧に似ていたから」。築45年近く経つ古い一軒家を自分たち(主にオリヴァーさんが)で都度改装しつつ、暮らしている。
ふたりによれば、「北欧の人は、心地いい暮らしへの思い入れが強い」と話す。それは、たとえば、冬は外気温が零下になる、夏は日照時間が18時間以上あるといった、「変化が著しい自然の在り方に暮らしを合わせていく必要があることに起因するから」と。
「大自然と隣り合わせの生活は、持久戦。思い付きで動いたり、急場しのぎで何かを買って済ませたりなんてことはしません。できないといったほうが正しいかも。それより、取り巻く環境、いまあるものをアップデートしながら自然や自分たちの理想に近づけて暮らすほうが、効率がいいんです。ひるがえって考えると、衣類や道具、車など、何かを手に入れるとき、上質で頑丈、直しながらでも長く使えるものを選ぶ傾向といえそうです。心地よさってそういうこと。ノルウェーでたくさんの人が〈ヴィーキング〉を履いていたのは、そういう点をクリアしているからかなって思います」とふたり。
「大工さんが気候風土に合わせて作った昔の家こそ、住み心地がいいだろうなと思ったんだよね。古さやいっそうの快適さ、便利さはDIYで何度でも修正できると思ったんだ」と笑うオリヴァーさんの言葉に、納得した。
そんなさやかさんとオリヴァーさん、休日の過ごしかたはまさに北欧スタイル。「 北欧の人たちは、たとえ外が雪深くても、出かけるんです。『悪い天気の日はない、あるのは悪い服装だ』という言葉があるくらい。 「”いい靴(!)”やいいジャケット、適した服を着ていれば、雪でも雨でもへっちゃらだ」と。だから、天気にかかわらず、積極的に外出予定を立てます」
自宅から近い湖でのピクニック、畑仕事や、家のメンテナンスなど。家族のアクティブな暮らしに〈ヴィーキング〉がよくフィットしているのが印象的だった。

with “Pavement Neo”
我が家のフードパントリー、裏山の畑でひと仕事。
“ペイブメント ネオ”とジョウロを相棒に

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裏山の畑までは玄関から30秒ほどの距離。さっと履ける“ペイブメント ネオ”は、つっかけ感覚の相棒だ。斜面を登るのも水やりをするのも、この1足があれば、スムーズに仕事が進む。鹿の襲来で一度裸になった畑。リ・スタートはバジル栽培から。
山肌に家が立つ立地を利用して、裏に、ちょっとした段々畑を設けた。子供でも手入れが難しくないハーブやミニトマト、きゅうりなどの野菜を、食育を兼ね、育てている。「鹿がよく山を下って、ひょっこり窓の外に姿を見せるのですが、夏の終わりにこの畑の野菜を全部食べてしまったんです。『えー、今日のお野菜どうしよう!』と思いましたが、それもまた、自然と隣り合わせの暮らしのあるあるなんですよね。そういうハプニングも楽しむ心は、どんどんと育まれている気がします」
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松本の市外から美鈴湖までは急こう配の道を駆け上がる。両側は白樺やカラマツ、アカマツの木立が続く、長野県の山道らしい景色。冬でも車の窓を開けて、森の香りを深呼吸したくなる。

with “Anaconda Light 5 Low GTX BOA”

サウナ小屋のメンテナンスデー。
“アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア”で、フットワーク軽く

標高650メートルほどの地に立つ自宅から、さらに坂を少し上がった駐車場の脇。坂の勾配はかなりきついが、“アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア”を履いていれば、そのきつさをほとんど感じない。ミシュラン製の高グリップ力ソールが地面をぎゅっとつかむので、歩行が楽なのだ。

夜、あたりは真っ暗になるから、この灯りを頼りに坂道を上り、サウナ小屋まで歩く。小屋の白木色とのコントラストがつく黒いウォールランプは〈美濃クラフト〉で見つけたもの。

アナコンダ ライト 5 ロー ゴアテックス ボア”は、山でブーツの紐を結ぶ手間を省くというアイデアが基になった〈BOA®フィットシステム〉を搭載。ダイアル操作のみで靴紐を緩めたり締めたりが完結する。ダイアルをひっぱると靴紐が緩む。ダイアルを押し込み、回転させると、靴紐が締まる仕組み。

BOA®フィットシステム〉はロッキー山脈発。スノーボーダーでサーファーでもある創設者、ゲイリー・ハンマースラグは、実はカテーテルなどの医療機器製造会社出身。その知識を生かし、適度な締め付けと最高のフィット感を叶えている。色違いで白も揃う。

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「暮らすために必要だと思うと、まずは自分たちで作ってみよう」と考える、オリヴァーさん。「失敗したら……と恐れて尻込みしているより、まずは行動してみて考えようというタイプです」四年前には、ずっと「あったらいいなぁ」と思っていたサウナ小屋も、作ってしまった。土台を組むのも、断熱材を入れるのも、まだいまよりずっと小さかったふたりの子どもたちに見守られながら、youtubeを先生に、ほぼ独学で進めたというのが、すごい! 自作したものにこそ、愛着は湧くもので、メンテナンスもマメに行う。今日は、掛け金鍵のひずみの調整、入り口のドアの上の電球交換を。サウナは、専用ストーブで熱した石に水をかけ、発生した蒸気で調湿するロウリュ式。ストーブのぱちぱちとした音を聞きながら、子供たちと一緒に小さな小屋の中で過ごしていると、「押し入れやクローゼットに潜り込んでかくれんぼした幼い頃を思い出す」とか。幸せいっぱいの時間。
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「北欧では、とくに日照時間が短くなる冬がわかりやすいのですが、太陽がさんさんと輝く日が少ないぶん、家の中の壁を白く塗って、明るい雰囲気にしている家が多い気がします」とさやかさんが教えてくれた。桒原家の室内も北欧スタイル。ほとんどの部屋の壁が白く塗られている。子供のドローイングや北欧のポスターなどを飾って、いっそう明るく演出している。

PROFILE

SAYAKA KUWABARA,OLIVER LUNDQUIST

さやかさんとオリヴァーさんは共に〈イケア〉(北欧、暮らしの道具店)で働いていた同僚として出会い、結婚。ノルウェーで暮らした後に帰国し、松本に居を構える。著書に『北欧で見つけた気持ちが軽くなる暮らし』(ワニブックス)、『家族が笑顔になる 北欧流の暮らし方』(オレンジページ)。長女、長男との4人暮らし。
SAYAKA KUWABARA,OLIVER LUNDQUIST

photo:MAI TANAKA direction,edit&text:MARIKA NAKASHIMA